2005年11月7日月曜日

フランスの暴動について思うところ

とうとう死者が出てしまった様ですね。
なんて事なんだろう、本当に。

まさしく今までのツケが回って来たとしか言い様のない事だ、とアタシは思っています。先延ばしにして来た問題への不満が、最初の原因となった三人の少年の感電死によって大爆発、と言った所でしょうか。

何にせよ、この問題はただの暴動としては片付けられそうにありません。


移民問題、宗教問題、政治問題。そういった全ての事を孕んでいる故に、下手な手出しも御座也な反応も、逆に火に油を注ぐ様です。サルコジは全く持って下手な事を言いましたが、実際彼の様なステータスに居る人達の内心は同じ様なものでしょう。


しかしフランスは「集団」を嫌う国だなぁ、とつくづく思います。
マイノリティで居る分にはいいけれど、マジョリティとして脅かされる事に怯えている様に見えます。歴史的背景を語るには知識が浅いので、何とも言えませんけれど。


軍隊投入と言う話を、街のそこここで耳にします。実際駅の周りにはマシンガンを抱えた軍の兵士達が周りににらみをきかせていました。

幸いな事にモンペリエはまだ大した暴動が起こっていませんが、マルセイユやニースでは起こってている様です。またディジョンにも行ったらしい、なんて話も聞いたので、もしかするとここもそうなるのかもしれません。


なんにせよ平和的早期解決を願ってやみません。


宗教は何故、他の宗教まで排他するのでしょうね。
元々はそんな事、教典に書いてないはず。

平和な世界、と言うものを夢物語にしたくないと願っているのは
まさか、たった少数ではなかろうに。

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